アメカジに似合う革靴と言えばホール以上のワークブーツや、エンジニアブーツが思い浮かぶのではないでしょうか。しかし、3~4ホールのいわゆる短靴もアメカジにぴったりなのです。ここではアメカジに似合うおすすめの短靴を、人気ブランドから厳選してご紹介します。
アメカジに似合う短靴
アメカジファッションに似合うブーツは決して、7ホールなどの長靴ばかりではありません。3~4ホールの短靴もおすすめです。普段ブーツを履きなれていない方や、脱ぎ履きが多い方にこそ、短靴がおすすめです。短靴には様々な種類がありますが、特にアメカジファッションに人気の高い革靴をご紹介しましょう。
1.サービスシューズ
サービスシューズとは、軍が兵士に支給(サービス)する革靴で、正装する際着用するドレスシューズです。丈夫なレザーを使用しながらも、カジュアルファッションでも、ビジネスシーンでも使えるので人気です。もともとは軍用ですから、兵士以外は手に入らないのですが、古着屋などで販売されています。人気ブランドからもサービスシューズのレプリカが販売されています。
2.ポストマンシューズ
ポストマンシューズは、その名前のとおりズバリ郵便局員が履いていた革靴です。ポストマンシューズもサービスシューズの1種類。丈夫なレザーを使用しながらも、歩きやすいのが特徴です。1960年代あたりまでのデティールを盛り込んだシューズが一般的で、樹脂製のソールでフラットなデザイン、基本的にはプレーントゥ。もともとは作業用革靴ですが、今ではファッションアイテムとして人気です。
3.サドルシューズ
サドルシューズとは、甲革の部分に馬の鞍(くら、サドル)をつけたようなデザインから、そう呼ばれています。中央の紐締め部分の色・素材が、爪先(つまさき)や後部と異なったコンビネーションで、ファッション性も高いのが特徴。19世紀末から始まり、アメリカでは1920~50年代まで人気でした。当時は女性に人気の革靴だったようです。アメリカンカジュアルファッションには、欠かせないアイテムです。
4.オックスフォードシューズ
オックスフォードシューズとは、短靴の原型となった紐付きの靴のことです。オックスフォード・シューズは、イギリスのオックスフォード大学の学生が長靴を、脱ぎ履きしやすいよう、短くきったのが始まりとされています。トゥの形も様々で、日本の多くのビジネスシューズもオックスフォードのデザインです。オンオフ問わず使えるデザインが人気です。似たような短靴でダービーシューズがあります。
5.チャッカブーツ
チャッカブーツは、3~4ホールあり、くるぶし丈でラウンドトゥの革靴です。フォーマル過ぎずかといってカジュアル過ぎない点が人気の理由。チャッカブーツを人気にしたのはイギリスのウィンザー公。1920年代、ポロが得意な彼はチャッカブーツを履いてプレイし、そのブーツが男性の間に広まっていきました。似たようなブーツで、デザートブーツ、ジョージブーツがあります。
アメカジにぴったりなおすすめ短靴:1
もともとは日本初の製靴会社である「日本皮革株式会社」のブランド、リーガル。グッドイヤー・ウェルト製法の靴がメインです。履き始めは堅めですが、履いているうちに、足裏の形をなぞるように中物が変形して、フィット感が高まります。ジーンズやチノパンとの相性もよく、テディーボーイ、ロカビリーファッションにぴったり!ソール交換も可能なので長く愛用できる定番の革靴です。
アメカジにぴったりなおすすめ短靴:2
リーガルと同じ位、古い歴史をもつアメリカミネソタ州発祥のブーツメーカー。アメカジファッションに人気のブランドで、グッドイヤーウェルト製法のブーツがメイン。履き始めは固いですが、履きこむほど自分の足に馴染んでくるのが特徴です。オックスフォードシューズは、カレッジファッションやアメトラファッションには欠かせないアイテム。どんな服装にも合わせやすいシューズです。
アメカジにぴったりなおすすめ短靴:3
1932年に設立されたダナーはもともと作業用ワークブーツのメーカーでした。1960年代にハイキングブーツ部門を設立。1979年に大人気となったダナーライトから、アウトドア好きにも人気のブランドに成長しました。今ではワークブーツにアウトドアシューズ、ミリタリーラインと幅広く展開。このポストマンは、郵便局員が長時間歩いても疲れにくいような歩行性能と、フォーマルな場所でも対応できるようなガラスレザーを採用したオールラウンダー。ダンキャットソールは全方向への滑り止めと、衝撃吸収に優れたダナーのオリジナルソール。現代のビジネスマンや休日のコーデにも最適な一足です。
アメカジにぴったりなおすすめ短靴:4
パラブーツとは、1908年にレミー・リシャール・ポンヴェールがフランスで創業したブランドです。もともとはハイキングブーツのメーカーで、堅牢な作りと長時間履いていても疲れにくいのが特徴。その秘密は自社製ラバーソールと、ノルヴェイジャン製法です。パラブーツアルルは、シンプルなデザインはフォーマルスタイルから、ジーンズなどのカジュアルスタイルまで幅広く合わせることができる万能シューズです。
アメカジにぴったりなおすすめ短靴:5
東洋エンタープライズのミリタリーブランドであるバズリクソンズ。本格的なミリタリー復刻モデルは、多くのアメカジファンから高い人気を得ています。このサービスシューズは、WWⅡ時代の復刻モデル。グッドイヤーウェルト製法で、本革底よりも耐久性や耐水性に優れたU.S.ARMY規定のハーフラバーソールを採用しています。ジーンズやチノパンとの相性もバツグンで、ミリタリージャケットともよく似合いますが、カジュアル過ぎず、大人の着こなしにぴったりです。
アメカジにぴったりなおすすめ短靴:6
エアークッションの効いたソール(バウンシングソール)で人気のドクターマーチン。もともとはドイツ生まれでイギリスのAir Wair社が版権を獲得。地元イギリスのパンクロッカー達が履いていたことから、爆発的な人気を博しました。3ホールシューズのアッパーにはソフトな感触のスムースレザーを使用。ドクターマーチンのDNAであるイエローのウェルトステッチを施し、デザイン性もそのまま。カジュアル過ぎないので、どんな服装にも合わせやすい万能シューズです。
アメカジにぴったりなおすすめ短靴:7
チペワは、1901年アメリカウィスコンシン州チペワフォールズで設立された、シューズブランドです。6インチサービスブーツをベースにして作られた4インチサービスシューズ。スエードのアッパーに、グッドイヤーウェルト製法の堅牢さを備えたワークブーツとしてはスタンダードなスタイルです。アウトソールには、ビブラム社のソールを使用。ベーシックなアメカジスタイルに最適の1足です。
アメカジにぴったりなおすすめ短靴:8
アレンエドモンズは、1922年にアメリカ・ウィスコンシン州のベルギーという小さな街で設立されたブランド。歴代のアメリカ大統領に愛される靴としても、広く知られています。コードヴァンなど高級レザーを使用したシューズが多く、なかなか手が出せない方はスエードがおすすめ。気品ある佇まいはそのままに、ぐっとお求め安い価格になっています。トラディショナルなアメカジファッションにぴったりな1足です。
アメカジにぴったりなおすすめ短靴:9
ジャランスリワヤは、1919年にテデ・チャンドラによりインドネシアで創業された軍靴をつくる町工場から始まりました。ブランド化したのは2003年です。独特なハンドソーンウェルテッド製法が特徴です。これは一部の高級靴やビスポーク靴などで採用されており、通常は機械を使用する「すくい縫い」まで手縫いで行い、最後のアウトソールのみ機械で縫う「九分仕立て」と言われる製法です。ソールの返りがよく、履き心地バツグン。上質なレザーを使用し、耐久性の高さとコスパの良さから人気の革靴です。
アメカジにぴったりなおすすめ短靴:10
レッド・ウィングのサービスシューズの中で最も有名なものは、全米の郵便配達員に履かれ、ポストマン・シューズと呼ばれた短靴の #101ですが、それと共にUSPS(米国の郵便局)の指定靴として、郵便局員たちに履かれていたものに、チャッカ丈の#9196があります。ドレッシーな仕上がりなので、どんな服装にも合わせやすく、履き心地も良いねらい目シューズです。
アメカジファッションを楽しもう!
いかがでしたでしょうか。アメカジファッションに限らず、おしゃれは足元から。足元が決まれば着こなしが決まると言っても過言ではありません。ぜひあなたも、ここで紹介した短靴でアメカジファッションを楽しんでくださいね!
-------------著者----------------
YUエンタープライズ著
アメカジ古着ファッション販売のYUエンタープライズです。私たちは『1つのモノを長く大切に使い続けたい』と思っています。このことは、アメカジ、古着好きな方の共通項です。流行に左右されない、長く使いたくなるヘビーデューティーなファッションアイテムのご紹介することをモットーにしております。時代を超えて愛されるファッションアイテムを皆さんに紹介し、そしてアメカジファッションライフを愛するアナタの応援をしています。私達と一緒にアメカジファッションを楽しみましょう!
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