なぜ「作業着」がファッションアイテムなのか
ワークジャケットやワークブーツなどワークアイテムがファッションアイテムとして定着してどれくらいの年月が経つでしょうか。ワークジャケットなど無骨なアイテムがメンズのファッションアイテムとして認知され始めたのは70年代までさかのぼります。70年代当時の日本のメンズファッションはファッション雑誌が多数乱立し、海外から多数のブランドやメーカーが日本になだれ込んだ時期でもあります。
View this post on Instagram
hailmary_tradingさん(@hailmarytrading)がシェアした投稿 - 2018年 2月月11日午後8時41分PST
理由は「ヘビーデューティー」にあり
いわゆるアイビールックと呼ばれるファッションが流行し、さらに丈夫で長持ちする本格的なアウトドアギアやワークギアなどにも注目が集まり、ヘビーデューティーという言葉が流行したのも70年代です。それまでのファッションとは打って変わり、様々な場面で活躍するプロフェッショナルたちが着用している衣類の持つ機能性に注目が集まり、機能美を追求するファッションに変わってきました。もちろん普段使いだとオーバースペックになるのですが、スペックが高くて困ることはない、プロフェッショナルに憧れる男たちに受け入れられ、その当時流行したファッションが今に続いているのです。
KEYのヴィンテージワークジャケットのディティール。
ディティールその1
表は渋いブラウンですが中は鮮やかな赤色。丈夫なコットンを平織りで編み込んだダック生地で出来ており、80年代のものになりますが状態は良好です。前面にハンドウォーマーポケットが付いており、財布やタバコなどちょっとした小物を入れておくのに便利です。
ディティールその2
サイズ表記はスモールレギュラー日本人サイズでMサイズといったところ。ゴールデンサイズと言えるでしょう。このような三角タグや紙でできたタグも70年代から80年代によく見られるディティールです。
0コメント